札幌証券取引所は、1949年(昭和24年)に設立され、翌年4月から会員17社をもって、取引が開始されました。
取引所の役割の一つは、上場有価証券の売買取引を行うための市場であります。
公益・投資者保護の観点から、取引の公正な価格形成と円滑な流通を図ることを目的をしております。
また、企業が発行する株券・社債等の上場申請を受け、これを審査し、市場へ上場していきます。
札幌証券取引所は、企業の資金調達等が円滑に行えるよう上場審査基準の緩和を図るなど、新規上場会社の促進に努めております。
そのほか、上場企業の重要情報の適時適切な開示(ディスクロージャー)、あるいは、売買にかかる相場情報の公表を証券会社、報道機関等へ迅速に伝達しております。
これからも「使い勝手のよい市場」を目指し、制度改革、システム改革に取り組んでいきます。
以下、「取引所の役割」、「組織・会員・機構」、「有価証券の上場と管理」などについて、ご説明します。
1.取引所の役割
企業は、事業活動をつづけるための資金を広く一般から調達するために、株式や債券を発行しています。
これらの株式や債券に投資した人は、いつでも適正な価格で換金できることを望みます。しかし、自分で相手を探すことは非常に困難なので、証券会社に委託して公正な価格で売買を行ってもらいます。
取引所は、これら有価証券の売買等を行うために必要な市場を開設し、公正な価格の形成と円滑な売買ができるよう市場の運営と管理を行い、公益と投資者の保護をはかっています。
全国には、東京、大阪など6ヵ所に取引所がありますが札幌証券取引所は、北海道を中心に有価証券の売買取引等の流通市場として機能し、地域産業振興と国民経済の発展に大きく寄与しています。 |
2.組織・会員・機構
札幌証券取引所は、証券会社を会員とする会員組織の法人です。
金融商品取引法に基づき免許をうけて設立され、業務運営についても内閣総理大臣等の監督をうけています。
札幌証券取引所の最高の意思決定機関は会員総会であり、また取引所の業務の運営方針は理事会で決定します。
理事会は、会員から選ばれる会員理事、会員以外から選ばれる公益を代表する公益理事及び常任理事によって構成され、公正を旨として運営されます。
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3.有価証券の上場と管理
取引所で売買取引が認められた有価証券を上場有価証券と呼びます。
有価証券の上場は、有価証券の発行者から上場申請が行われると、公益、投資者保護のため必要かつ適当であるかに重点をおいて総合的に審査を行います。
取引所が上場の承認を行ったときは、その旨を内閣総理大臣等へ届出します。
取引所は、投資者が適切な投資判断を行ううえで必要な情報を、適時、正確かつ公平に提供するため、タイムリーディスクロージャー(会社情報の適時開示)に努めています。上場会社から毎事業年度の業績・財産状況などを詳しく記載した有価証券報告書の提出や、その他有価証券の投資判断に影響を与える重要な会社情報の報告をうけ、広く一般の閲覧に供したり、報道機関を通じてその周知をはかるなど上場有価証券の管理に万全を期しています。 |
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4.売買と決済
売買の方法は、公正をはかるため、競争売買によります。
売り注文については、最も低い値段の注文が他の注文に優先し買い注文については、最も高い値段の注文が他の注文に優先します (価格優先)。同じ値段の注文であれば、最も早く市場に出された注文が他の注文に優先します(時間優先)。
取引所では、平成15年1月14日決済分より、取引所の有価証券の決済に係る業務を、株式会社日本証券クリアリング機構に移管いたしました。
平成12年8月からは、札幌証券取引所の単独上場銘柄にかかる売買の立会場(場立制度)を廃止し、「システム売買」に移行いたしました。
5.有価証券の売買管理
有価証券の売買価格は、一口にいえば需給関係により決まりますが、企業の業績や政治経済の動向などが複雑にからまって動きます。
取引所は、投資者保護のため、有価証券が公正な値段で取引されるよう、売買内容を厳しく見守るとともに売買が円滑に行われるよう管理しています。
以 上 |
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